立川市の「資源ゴミ持ち出し禁止条例」に抗議する!


 立川市で、資源ゴミ持ち出し禁止条例が7月から発効した。ごみ集積所にある資源ごみは立川市に認めてもらった業者以外は持ち出してはいけない、という条例だ。立川市によると、新聞紙をトラックで集める専門業者を取り締まるために条例をつくったという。持ち出しが立川市に発見されると注意され、それでもやめない場合は20万円の罰金になる可能性がある。取り締まる権限は市民にはないそうだが、注意する人がいるかもしれない。
こうした資源ごみ持ち出しを条例で罰則によって禁止している自治体は、東京23区では半分以上ある。東京市部では、青梅市・日野市・八王子市に罰則がある。
 行政による兵糧攻めに、仲間は黙っていない。昨年は、墨田区で、条例に反対するデモを2回やり、夜まわり三鷹の仲間も参加した。残念ながら条例はできてしまったが、墨田の仲間はアルミ缶集めをやめず、アルミ缶集め組合を作ってがんばっている。仲間の仕事を奪うことを許さない、粘り強い取り組みが続いている。
 立川市でも、6/18(土)、条例に抗議するデモを開き、70人が参加した。立川・墨田・渋谷・三鷹の仲間も参加し、反対を表明した。立川市内の自治会に関わる人も参加し、「野宿者が持っていくアルミ缶は大した量じゃない。持って行ってもかまわないよ」と話した。
 アルミ缶は、命をつなぐ仲間にとって大事な仕事だ。こうした仕事さえ自治体が奪っていくことは許せない。これからも、粘り強い取り組みに呼応していきたい