三鷹市まちづくり環境員会で、法案通過
■6／18(月)、三鷹市議会まちづくり環境委員会報告
6／18(月)、三鷹市議会まちづくり環境委員会が開かれ、廃品回収禁止条例について審議されました。
三鷹市は、共産党・にじ色のつばさ以外はオール与党（自由民主党・公明党・民主党）という、保守が強いいかにも封建的な自治体。そんな中で、審議中、法案について提出した三鷹市長・清原慶子氏（もちろん実際に答弁したのは市長ではなく部長・課長です）と実質的にやりとりしたのは、野党のみ。与党は、三鷹市の主張を補強する質問だけでした。
結局、にじ色のつばさ以外の政党が条例に賛成、委員会を通過してしまいました。非常に悔しいです。
以下、主なやりとりと三鷹市長・清原慶子氏が提出した資料を載せます。所有者がいないゴミをとっただけで、こんな手続きを想定までして捕まえなければいけないのか？
■賛成した党と三鷹市とのやりとり
●公明党
寺井氏 市民へ周知して、モラルを向上させた方がよいのではないか
→（斉藤課長）市民に知っていただくため、ホームページ／個別チラシ／集団住宅にプレート設置する。市民に、車のナンバーの情報を寄せてほしい。
●共産党
栗原氏 条例をかえる目的は？
→（武内部長）市民の協力で分別してきた。資源化・ゴミ減量をしてきたのに、持ち去りはそれを壊す。
栗原氏 世田谷・杉並区は、誰が取り締まられたのか
→（武内部長）個人に対して取り締まっている。資源物の横取り感覚だ。
栗原氏 江戸事態には、くず拾いをしながらリユース・リサイクルで生活している人がいた。そういう人と悪質な業者は統一しすべきではない。市民への宣伝で条例の対象者を明確にしてほしい。
●にじ色のつばさ
嶋崎氏 何でもかんでも警察が出てくる恐れがある。
→（斉藤課長）市民から氏への情報提供を求めている。
嶋崎氏 世田谷区で、最高裁判決が確定した。犯罪としてとりしまるには、何が犯罪なのかを明確にしておかなければならない。三鷹市は、世田谷区のような集積所方式ではなく、各家の前の道路に置く各戸収集方式。これでは、ゴミ置き場からの持ち去りを禁じても、ゴミ置き場どこかわかりにくい。「ゴミ置き場とはわからなかった」と言われるかもしれない。これでは、裁判が成立しないのでは。
→（斉藤）各戸収集の方法は以前からやっているし、出し方を示しているからわかるはずだ。
（一条）ホームページで知らせている。実際に捕まえるまでは、口頭注意したり禁止命令を何度も出したりするのだから、ゴミ置き場がどこかわかるはずだ。
嶋崎氏 ゴミ置き場について、市が責任を持つ必要があるはず。持ち去りについてのパトロールは、誰がするのか？
→（斉藤）民間委託を考えている。三鷹市が委託した収集業者が実態をよく知っているので、頼みたい。
嶋崎氏 収集業者にパトロールを委託する自治体は、多摩地区にあるのか？
→（斉藤）多摩地区にはない。
●自由民主党（嶋崎氏が指摘した部分を覆す方向で、三鷹市の提案が有利になる質問をしている）
田中氏 １０月に条例を施行する時、戸別収集の場所をしっかり周知してほしい。
●民主党（嶋崎氏と栗原氏が指摘した部分を覆す方向で、三鷹市の提案が有利になる質問をしている）
岩見氏 １年間に１００件の通報があり、罰則が盛り込まれるというが、効果はあるのか？
→（斉藤）収集量が増える。条例ができた八王子市でも収集量が増えている。
岩見氏 パトロールは民間委託でやる、と言っているが？
→（斉藤）持ち去りしている人への注意は民間のパトロールがやるが、警告は美化パトロールがやる。
岩見氏 悪徳業者の取り締まりの効果は？
→（斉藤）注意に寄って業者がいなくなる方向だ。
■賛成した会派
自由民主党 吉野和之（委員長）、白鳥孝、田中順子
公明党 寺井均
民主党 岩見大三（副委員長）
共産党 栗原健治（悪質な業者のみを取り締まることを求めた）
●反対した会派
にじ色のつばさ 嶋崎英治（何が犯罪かを事前に判断しがたいため、法案に反対）
→嶋崎栄治氏ブログへ ＜まちづくり環境委員会に審査が付託された案件＞
http://www1.parkcity.ne.jp/shimayan/kyounodekigoto.htm
