ようこそ、使い捨てカメラの写真展へ

 この写真展には、500円27枚撮りの使い捨てカメラの写真しかない。野宿や生活保護で暮らす仲間/支援の仲間。一人ひとりに1個だけカメラを渡し、毎日の暮らしの中で撮ってくれた。にわかカメラマンたちは、写真屋で現像したサービスプリントの27枚を吟味し、1枚だけを選んで作品名をつけてくれた。
 一所懸命、あるいはわくわく、あるいは困惑して撮った作品に出会えるはず。
 使い方を知らない人には「フィルムを巻いて、押すんだよ。暗い所ではここにストロボがあるから」と大雑把に説明したが、使い捨てカメラなのでそれしか言いようがない。ピントや絞りなどの細かい調整は一切できず、技術・芸術なんて関係なし。
 野宿の仲間は、撮られるばかりだ。時に街の厄介者として無視・排除されたり暴力をふるわれたりして、それゆえに取材・映像の対象として観られたりする。それに、カメラに類するものは持っていないし、安く現像できるパソコン・プリンターなんてものもない。だからこそ、写真展なのだ。
 活動資金を寄付でまかなう夜まわり三鷹にとって、カメラ・現像・ギャラリーの費用は大変な出費。1回しか使うあてのない額を買う余裕はなく、作者に自らの額を手作りしてもらう予定だ。野宿の仲間が寒さをしのぐために使う段ボールにカラースプレーでデコレーションして。個性あふれる額も、お楽しみに。
 この写真展が、出会う場となるように。共に生きるために。


主催: 夜まわり三鷹
Phone  070-5451-7010(荒瀬)  090-1790-8518(登川
e-mail  arasi@mva.biglobe.ne.jp
Web   http://www7a.biglobe.ne.jp/~yomawari-mitaka






※ホームページへの写真展案内の掲載、ありがとうございます。
 東京ボランティアセンター
  NPO法人自立生活サポートセンターもやい
  ホームレス総合相談ネットワーク
  みたかボランティアセンター
  市民社会フォーラム
  反戦・平和のイベント情報
  レイバーネット

 HP掲載にご協力いただけましたら、幸いです。
 また、写真展のちらしを置かせていただいたり、ポスターを掲示していただけましたら幸いです。ご連絡くだされば、ポスター(A3、B4判の2種類)とちらし(A4判)を必要枚数、送ります。
 よろしくお願いいたします。