5/2、野宿者メーデーに参加したぞっ!
今年も行われた野宿者メーデー。東京全域から230人が参加しました。
集会では、三鷹・立川・渋谷・新宿・中野・山谷・上野、自由と生存のメーデーなどの仲間から発言がありました。「住まいの貧困に取り組むネットワーク」「埼玉の派遣村」「府中派遣村」からの発言もありました。
その後、新宿駅をぐるっと回り、「仕事をよこせ」「追い出しやめろ」「住まいをよこせ」「飯をよこせ」を訴えました。空き缶の鈴、鍋釜を打ち鳴らす音、賑やかな音も響き渡りました。
野宿者、失業者、もたざるものは団結する 5/2メーデー in 新宿
今日、ここ新宿には、東京中で野宿し、失業し、不安定な生活に直面して暮らす仲間たちが集まりました。昨年秋からはじまった経済恐慌は、私たち、貧乏して暮らす者の生活を大きく揺さぶっています。私たちはこれまで、野宿の仲間の支援を続けてきましたが、この半年、かつてなく多くの人々が、仕事を奪われ、生活の根本である住まいを失いつつあります。私たちが炊き出し、共同炊事で準備する食事の数は増え続け、地域によっては例年の2倍を越えようとしています。
また、住まいを失った人々の窮乏につけこみ、不安定な生存を喰いモノにしている者たちが、公園や河川敷を我が物顔でうろついています。例えば、野宿者を専門に声をかけ、まったく賃金を払わずにタダ働きさせる飯場。例えば、劣悪な環境の建物に野宿者を収容し、そこで生活保護をとらせて保護費をピンハネする第二種宿泊施設。
ひと度仕事を、住まいを失えば、悲惨な生活を送るしかないような風潮です。では、私たちは、「野宿になったらおしまい」、「仕事を失えばおしまい」なのでしょうか
否(いな)!決してそうではありません!
私たちは、失業や路上からはじまる抵抗と連帯が、繰り返し生まれるのを見てきました。
例えば、昨年秋の三生建設争議で、私たちの仲間は、奴隷労働を強いてきた飯場に対し賃金清算を要求、労働争議を経て、働いた分の賃金を勝ち取りました。また、ここ1年半ほど続いている生活保護の集団申請では、集団での生活保護申請を300人近くの仲間とともに行い、アパートなどでの生活を要求し、居宅保護を獲得してきました。野宿の仲間が集住していない地域でも生活保護の申請が行われ、受給後も仲間が孤立しないための取り組みが続けられています。一方、路上で暮らす仲間は、日々が排除とのたたかいです。追い出しに抗議し、体を休める場を守る取り組みが各地で展開されています。
今日ここに、そうした声を上げ、行動してきた仲間が集まっています。これから声をあげようとする仲間たちが結集しています。また、今、この場にいない、各地の路上で日々排除と向き合う仲間たち、施設や飯場、会社の寮などでがんばっている仲間たち。仕事を失いこれから路上での生活を強いられようとする人たち。私たちはそのような人たちと共にあります。
私たち自身の声を、路上から、失業から、貧困の中からあげていきましょう。