元旦は、夜まわり三鷹の餅つきへ!

●今後の予定
・年越しそば  12/31(月) 18:30  井の頭公園ジブリ美術館裏 
・もちつき   1/1(火) 10:30   井の頭公園ジブリ美術館裏  応援に来
て下さい!
・畑作業    1/5(土) 12:00  吉祥寺・三鷹駅間の中央線沿い
  料理会 15:30  三鷹市消費者活動センター3階
・おにぎり会  1/19(土) 20:00  三鷹市消費者活動センター3階



                               2012年12月10日
年末年始のお誘い

                  夜まわり三鷹
   電話:070-5451-7010 / e-mail:arasi@mva.biglobe.ne.jp
 郵便物:三鷹市下連雀4-17-23 三鷹市市民協働センター レー58
 カンパ物資:三鷹市上連雀8−3−10 みたかボランティアセンター気付
 郵便振替:00170-6-704863(口座名=夜まわり三鷹
  URL:http://www7a.biglobe.ne.jp/~yomawari-mitaka/

 暑かった2012年が、終わろうとしています。
 今年は、都市再開発の中で、野宿の仲間への排除が一層強まり、それに抗って
きた1年でした。
今年4月には、渋谷駅前ビル「ヒカリエ」がオープン、それに合わせるように7
月、野宿者支援団体渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合 (のじれ
ん)が15年以上にわたり炊き出しをしてきた美竹公園で行政代執行が行われてし
まいました。行政代執行の名目は、防災公園にするための改 修工事とのこと。
その後美竹公園の工事が終了してオープンしたものの、夜間には閉鎖されてお
り、防災公園たる機能を備えていようと夜間に使えなけ ればまったく意味がな
いというありさま。結局のところ、野宿の仲間たちを寝場所から追い出し、のじ
れんの炊き出しをやめさせたかったとしかいいよ うがありません。
 また、今年5月には、スカイツリーがオープン。それに合わせるように、今年2
月と11月に、江東区堅川公園のテントが行政代執行に。野宿の仲間 のテント
は、堅川河川敷公園の屋根がない公園わきのつつじの植え込み上へと追いこまれ
て、12月5日の行政代執行では、そのテントを隔離する壁が 造られてしまいまし
た。野宿の仲間を隔離する壁、イスラエルパレスチナ自治区との境に造った壁
のごとく。壁は、貧乏人と「一般人」を物理的に分 けるものであり、差別を具
現化したものであり、許せません。
 行政代執行は、強制的に野宿の仲間を寝場所から追い出すものですが、今年だ
けでも東京で3回も行われ、自治体の野宿者追い出し策として常態化し てしまっ
ています。国連の社会権規約では、強制的な排除は野宿者を追い出すことを禁じ
ています。私的空間から追い出された人々が最後にたどりつい た寝場所から追
い出すとは許されるものではありません。
 こうした中、三鷹市は、今年6月、三鷹市に出された資源ごみを集めて細々と
暮らす仲間から仕事を奪う、資源ごみ回収禁止条例を策定してしまいま した。
私たちは、ハングル・英語・スペイン語・フランス語で世界の仲間に、誰のモノ
でもないごみの回収を禁じ、貧乏人の唯一の収入減を断つ悪法に 反対するよう
訴え、600人以上の賛同をいただきました。反対デモもやりました。しかし、10
月から施行されてしまっています。
 野宿の仲間の収入を奪い、寝場所を奪う。常態化してしまっていることに、深
く憂慮します。こうしたことに反対せず、生活保護だけで対応すればよ いとい
う考え方が広く広まってしまっていることにも憂慮しています。労働者切捨ての
労働法・資本家による搾取がある限り、路上への叩き出される貧 乏人がいなく
なることはありません。貧乏人が叩き出されたとき、どこにも野宿する場所がな
ければ、死を選ぶか、盗んで刑務所へ行くしかなくなりま す。支援団体がいな
い地域でも、生活保護制度を知らない人でも、生きていくことができるような懐
の広さがなくなっています。きれいさを過度に求め た結果、都市の再開発によ
り金を持たない人は街から追い出され、資源ごみ回収禁止条例によりごみを拾う
ことさえ奪われています。
 すべての人が、生きる価値がある。生きるために、共に、生きる場をかちとっ
ていこう。共に!
 今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。