【報告会】持たざる者は連帯する、都市再開発は貧困者を排除する

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都市開発と貧困者? アジア10カ国交流報告会
持たざる者は連帯する
都市再開発は貧困者を排除する

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◇日時
2012年11月20日
第1部 18:00〜19:50
第2部 20:00〜21:00

◇場所
上智大学中央図書館9階921号室

◇第1部―報告者、報告内容
・「カンボジアインドネシア等の事例」
  下川雅嗣(グローバル・コンサーン研究所所員)
・「タイでの貧困者交流会参加について」
  荒瀬礼子(夜まわり三鷹
・「世界ハビタット・デー参加について」
  寺田寛(大学院生)
・「日本での貧困者排除について」

◇第2部
さらに内容を深めるための質疑・議論

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 9月末から10月初めにかけてタイ・バンコクで開かれた、LOCOAによる報告・アクションについての報告会をします。
 LOCOA(Leaders and Organizers of Community Organization in Asia、http://www.locoa.org/)は、タイやインドネシアや韓国などアジアの国々で、スラムやホームレスの問題に取り組む団体の集まりです。
 10月1日のハビタットデーに合わせて、アジア10カ国が集まり、日本からも数人が参加しました。各国でスラムと野宿の現状について報告しあい、交流しました。また、バンコクで、世界銀行アジア開発銀行に出向いて開発による被害当事者と共に抗議行動、ハビタットデーにはタイのスラムや野宿の仲間を含むアジア10カ国の仲間と国連に要望書提出行動もしました。

 日本では、社会的排除や搾取に対して、仲間をつくり共に闘っていくことよりも、支援者が個別の人を救うことに重点が置かれるようになっているのではないかと思います。福祉的な対応では、顔が見える仲間しかみえなくなってしまいがちです。
 今回、私はLOCOAアクションに参加して、仲間をつくり共に闘うこと、排除・搾取への抵抗は顔すら知らない仲間へとつながっていることを、強く感じました。日々の活動は、顔すら知らない世界の仲間の命を尊重することでもある。こんなことは当たり前ですが、改めて、思ったのです。

 日本語しか話せない私では、呑み交流の報告が中心となりかねない不安がありますが、ほかの二人の方の報告があるので、ご安心ください。上智大学で開かれますが、上智大学の学生でなくても参加できます。直前のご案内ではありますが、ぜひ、いらしてください。